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体がだるいのは夏のせいじゃない!

「体がだるい・・・・」「ムシ暑くて眠れない!」夏になるとこんな症状を訴える人が急増します。暑いのだからしかたがない・・・などと思っていたら、これがなんと大間違い! 実は、私たちが夏に逆らって生活しているせいだというのです。さて、これは一体どういうことなのでしょう?

連動している宇宙とカラダ

人間の体にも夏があるのです

地球と太陽、月と地球の間には一定の周期があり、そこで暮らしている生命体にも、また同じ周期が備わっています。春夏秋冬のような一年単位のもの、月の満ち欠けや月経周期のような月単位のもの日の出、日の入りのような一日単位のものや、脈拍のような秒単位のものまで、その周期には実にさまざまなものが存在します。

ところがこの自然界のリズムというシロモノ、なかなかあなどれないもので、これに同調しない生活を送ると、とんでもないしっぺ返しを食うのです、たとえば「時差ぼけ」はその代表例。「昼夜逆転」による短寿命説などもその例です。要するに植物が春夏秋冬を記憶しているのと同じように、人間の体にも四季というリズムが組み込まれていて、夏に一杯汗をかき、エネルギーをたくさん消耗するようにセットされているわけです。にもかかわらず、クーラーなどで不自然に秋や冬のような状態をつくってしまうと、たちまち体調を崩してしまう事に・・・・・。「夏が暑いから体がだるい」のではなく、夏に逆らっているからだるいのです。

現代生活がカラダをむしばむ

ホルモンも代謝もどんどん崩れているのです

現代人は断熱材やコンクリートに囲まれた部屋の中で、一年中エアコンを効かせ、四季の移り変わりを完全に遮断して生活しています。その上、温室栽培野菜やインスタント食品などの氾濫で、食生活までもが季節感を失っています。もはや現代生活は、自然との隔離の上に成り立っているといっても過言ではなく、こうした生活が、私たちの心やカラダに重大な障害を与えているのです。たとえばエアコンで調節された室内と室外の温度差は10℃たいおん以上になることがあります。

体温調節を行っている自律神経はこの出入りを繰り返ししているうちに疲れ切ってしまい、頭痛・肩こり・クーラー病・睡眠障害などに陥るケースは少なくありません。自律神経がバランスを失うとホルモン系・代謝系にも乱れが生じ、ついにはカラダ全体の機能低下が起こるのです。こんなに重大なトラブルに直面している今、生命にとって大切な事は何なのかを、もう一度基本から考えてみる必要があるのではないでしょうか。

寝苦しさの原因は背中にあった!

夏に蒸し暑くて眠れないというけれど、この“ムシ暑さ"というもの、実は「温度」ではなく「湿度」が原因だったのです。人は一晩にコップ1杯分(180CC)もの汗をかくといわれていますが、夏の発汗量はナントこの約2倍にも!この大量の汗がふとんにしみこみ、ジトジトとして眠れなくなるのです。しかもその約70%は敷布団に吸収されるというのですから、なるほど、寝苦しいわけです。まずは敷布団の湿度を取り除くことが安眠への近道。それには、汗をしっかり吸収・発散してくれる敷ぶとんを選ぶことが重要です。

眠っている時はみなピノキオ人形なのです。


「寝事をつぶやくベットの中・・・。」私たちの体は一体どのようになっているのか、
考えた事があるでしょうか。自分では見る事の出来ない自分の状態。
その時あなたの体はまるでグニャグニャ曲がるピノキオ人形のようです。

実はこれが人間本来の姿なのですが、起きているときにそうならないのは、
筋肉が絶えず引っ張り合っているからです。しかしこれがひとたび横になると、
筋肉がゆるみグニャグニャな状態に戻ってゆく。眠りに付くとさらにゆるみますから、
寝具の硬さによって姿勢はどんな風にでも変化することに。

ベッドが柔らかすぎると、体は沈み込んで動きにくくなるし、硬すぎると筋肉が痛みを
感じて寝返りが多くなります。寝ている時の姿勢を「寝姿勢」といいますがこれは
寝心地や熟睡度に強く影響してくる要素なのです。

寝姿勢が悪いと疲れはとれません


人間の寝ているときの状態は頭と胸と骨盤の3つのブロックに別れており、
この3つが首と腰という2つのジョイントでつながっています。

たっている時はこの三つが重力の方向にうまくつながっていますが、
横になるとそれぞれがばらばらの方向に動くため、重い胸と骨盤が沈み、
おなかが突き出たW字の形になります。ただこの姿勢は不自然な上、
持続するのがつらいのでやたらと寝返り回数を増やしてしまいます。

このように不必要に動くとそのたびに眠りが浅くなるので、翌日に疲れを
残してしまうことに。ぐっすり眠ろうと思えば、立った時の姿勢よりも少し背筋が
伸びるような状態をつくらなければなりません。

仰向けの時が一番深く眠っている状態

それではどんな寝姿勢が快適な眠りへと導いてくれるのでしょう。
人は日中の体のひずみを調整し疲れを取るために、
一晩に10〜40回の寝返りを打ちます。

という事は寝返りを打ちやすくするために、その前の基本姿勢、
すなわち仰向けの状態を保つ事が重要になってきます。

柔道で言う「自然体」にも当たるこの仰向けの姿勢。
ある研究結果によれば、深い眠りにあるときに人は
この姿勢をとっているのだそうです。

健康な人が立っているとき、背骨のS時の曲がりは4〜6cmといいますから、
寝ていて気持ちの良いのはそれよりもさらに背筋の伸びた2〜3cmが理想的
ということになります。

しかしこの状態を作り出してくれる脇役は敷寝具しかありません。
寝返りのうちやすいまっすぐな寝姿勢が保たれ、筋肉の緊張もときほぐすー。
敷寝具選びは快適な睡眠にとって、とても重要なファクターなのです。

   

上の図で眠りが深い時には、仰向きになっている。

支持性がすべての基本

理想の寝姿勢を保つには、少し固めで体重をしっかり支える支持力の強い敷寝具
必要です。ただし固すぎると帰って筋肉が緊張してしまうので、表面には適度の
柔らかさが必要。その目安は軽く抑えたとき、人間の筋肉くらいの固さがあること。
さらに仰向けに寝たとき、少し背筋が伸びるように感じるくらいのモノを選びましょう。

日本建築が夏向きに作られているのはなぜ?

「家のつくりやうは夏をむねとすべし」といった兼好法師の昔から、日本建築では消夏の工夫が重視されてきました。特に発達したのが京都です。京都pの夏は格別暑く、周囲の山々が湿度の高い熱気を淀ませる盆地気候。そこで生まれたのが基本設計だけでなく、建具の交換や部屋の模様替えによって涼を取り込む「夏座敷」の知恵なのです。

軒にすだれをかけ、障子や襖を風通しのよいものに替え、畳の上には籐のむしろを敷きます。わずかな風を有効に使い、素材にも気を配り、効果的に涼を呼び込む工夫がなされていました。 しかし現代の家屋は、新建材の利用率が高くアルミサッシやガラスの使用により機密性が増し、熱や湿気の逃げにくい構造になっています。夏の暑さは冬の寒さに対して2倍のエネルギーを必要とするといわれており、暑さから食欲がなくなりエネルギー不足になりがちです。 

特に注意しなければならないのは、蒸し暑さから入眠がしにくく、しかも深い睡眠がとりにくいことです。入眠後の深い睡眠は疲労回復や成長にとって最も大切であり、これが充分にとれなければ長時間睡眠をとっても浅い眠りが続くだけで、疲労が翌日に残る事になります。

理想的な寝床内気候は「温度33℃・湿度50%」といわれていますから、温度が発汗を招き、発汗が湿度を高め、それを逃がせない現代の住宅構造は、昔以上に寝苦しく夏バテを引き起こしやすい環境を作り出しているのです。

夏の快眠術!

涼夏を使い分ける

清少納言は枕草子の中で香りを「心ときめくもの」と表現しています。良い香りは心を安らかにしてくれます。一般的に甘い香りは感覚的に暖かく、酸味や辛味の強いものは涼しく感じられるといわれています。鎮静効果のある涼しい香りをポプリやお香などで部屋に取り入れ、夏に涼味を体感し、上手に眠りに尽きましょう。また、覚醒効果のある香りを上手に使い、快適な目覚めを促しましょう。

涼浴によるアロマテラピー

アロマテラピー効果とは、香りによってリラックスできる効果のことです。そのアロマテラピー効果は、香りがやさしいハーブや、植物から抽出した精油をバスタブに入れる「ハーバルバス」によって、得られます日本の伝統的なハーバルバス「菖蒲湯」は、ストレスを解消し、快眠を誘う効果があるといわれています。現代では様々な入浴剤も市販されていますから、自分に合ったリラックスできる香を探してみるのも良いでしょう。

自然がもたらす涼夏

暑い夏の家の中を風が吹き抜けていく。その涼しさを音で表す風鈴の音は、涼を誘います。また、晩夏には、一足早い秋の虫の鳴き声をBGMにするといった涼み方も粋ですね。鈴虫やキリギリスは音色を楽しむだけでなく、竹細工のカゴなどに入れて、その涼しげで優美な姿も楽しみましょう。

麻が一番の涼触

夏、麻のシーツの上に寝たときの感触を思い出してください。爽快感がなんともいえませんね。麻は吸湿、放湿性に優れ、肌に密着しないという特徴があり、湿度の高い日本の夏には最適な素材といえます。そのため、古くから日常生活に用いられてきたのです。天然のものだけが持つ自然の中で育まれたタッチや風合いが夏の生活にアクセントをもたらしてくれます。

冷奴で涼触

たんぱく質に含まれるトリルとファンというアミノ酸は、セロトニンという物質をつくります。セルトニンは睡眠情報を伝える神経伝達物質で、安眠には大切な物質です。昔から夏の食卓におなじみの冷やっこは、トリプトファンを多く含みますから眠りのために積極的に食べたい料理です。また、ビタミンE,ビタミンB1、カルシウムなども精神状態をリラックスさせ、入眠を促す効果があります。カルシウムを多く含む海藻サラダなども夏向きの食べ物です。

体温を下げすぎるクーラー

暑くて寝付けない時、つい使ってしまいがちなクーラー。しかしこれをつけたまま寝て、夏ばてをしたり風邪をひいたりした経験は多くの方がおありでしょう。人の体温は活動中は高く、睡眠中は低くなる自然のメカニズムがあるのですが、クーラーはこれを阻害するため体温を下げすぎてしまいます。これでは深い眠りがとれなくなるだけでなく、回復力や免疫力も低下させるのです。

中高年の人々が「眠れない」のは当たり前

中高年になるにつれ、睡眠への不満は高まります。眠れない、夜中に何度も目が覚める、睡眠時間が短いなど、あらゆる不満をお持ちなのではないでしょうか? しかし、「睡眠」も若いままではいられません。年齢と共に変化していく「睡眠」についてよく理解し、よりよい眠りにつきましょう。

加齢と共に変化する睡眠を知ろう

年齢を重ねるにつれ、不眠に悩む人の数は増してきます。特に中高年になると寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてしまうといった症状に対し「自分は不眠症かもしれない」と思い込んでいる人が少なくありません。しかし皆さんが悩んでいる症状は病的な「不眠症」ではなく、「一日8時間の睡眠をとっていない、夜12時には寝付かなければ・・・・」という主観的な感覚にとらわれる「不眠感」であることが多いようです。ここで皆さんに認識していただきたい事は、歳をとるごとに考え方やお肌のハリが変化していくように、眠りの質もまた変化していくということです。

その変化は30代半ばから見られ、50代に入ると特に顕著に現れます。眠れないと感じる原因は、ノンレム睡眠(熟睡)の時間が減少し、レム睡眠(浅い眠り)の時間が増えていくことにあります。そのため、10代や20代と同じ時間に眠っていても、眠りのメカニズムそのものの変化によって、熟睡感が得にくくなってゆくのです。

深いノンレム睡眠が減る理由として大きく2つの事が考えられます。1つは、中高年になると中枢神経の睡眠覚醒を調節する機能が徐々に衰え始め、夜は夜で睡眠を維持しにくくなり、昼は昼で覚醒を維持しにくくなっていくということです。もうひとつは、日常生活のリズムの影響で、男性であれば仕事から、女性であれば家事や子育てから離れる事により、張り詰めた緊張感や、体力を使うことがなくなります。すると体力や精神の回復作業である睡眠をとる必要が少なくなりノンレム睡眠が減ってくるのです。そこで寝つきが悪くなり、朝早く目覚めたり夜中に何度も起きたりという症状が表れます。

しかしこういったことは全て、歳を重ねると共に現れる自然な現象ですから、「眠れない」とか無理に「眠らなければ」と思わずに、自然な睡眠に身を任せてください。

加齢と共に、身体が睡眠をたくさんとる必要がなくなってきたわけですから、それこそ無理に眠ろうとせず、今まで忙しすぎてできなかった趣味など自分なりの入眠方法を見つけ、眠れない夜を過ごしましょう。

アルコールは睡眠リズムを乱す

「お酒を飲むとよく眠れる」という事を耳にしますが、飲み方しだいでは逆効果になることもあるのです。眠れない時にチョット一杯という程度ならば、入眠を促す効果が期待できます。しかし飲みすぎた場合、アルコールには、睡眠を中断させる作用がありますので、睡眠リズムの正常なバランスが崩れ、結果、良質な睡眠が得られなくなるのです。そのうえ、アルコールが体の水分を奪うため、夜中に喉が乾いて何度も目が覚めることもあります。

心地よく眠りにつくための方法

タマネギで眠る

タマネギにはビタミンB1や硫化アリル化合物という精油成分が含まれており、これらが血液の循環を促し、神経の緊張をやわらげたり、肉体疲労を緩和させる効果を持っています。本来一日一個のタマネギを毎日食べ続けることが理想ですが、それが不可能な場合、みじん切りやスライスしたタマネギを枕元に置くだけでも、同様の効果が得られます。

歩こう・歩こう・歩こう

眠りというのは、使ったエネルギーの回復作業ですから、日中にエネルギーを使えば使うほど深い眠りが得られます。ところが日中の運動量が少なくて、中枢神経に与える睡眠要求の度合が低かったり、強いストレスの影響を受けて、脳細胞の活動を高めるノルアドレナリンという覚醒物質が大量に分泌されてしまうと、睡眠リズムが乱れてしまうのです。歩くという単調な運動はエネルギー消費の面だけでなく、脳細胞の過剰な反応を停止させ、イライラやストレスを解消する効果もあります。

甘いものはダイエット&安眠の敵!

糖分は摂取されると、すい臓から分泌されるインシュリンによって最終的にグルコースという物質に分解されて体に吸収されます。しかし糖分を摂りすぎるとすい臓に負担がかかりすぎて、インシュリンを出す仕組みがパンクし、糖分を充分に分解する事ができなくなってしまいます。これがひどくなったものが糖尿病ですが、糖尿病とまでいかずともイライラやめまいが起こり、体が非常に興奮した状態になるため、安眠が妨げられるのです。甘いものの摂りすぎはダイエットにも安眠にも最大の敵なのです。

リラックスして眠る

入眠にはリラックスが大切です。ではリラックスするにはどうしたら良いでしょうか。難しく考えず、ただノンビリすれば良いだけです。眠れないからといって「眠らなければならない」という思いにとらわれると、さらに眠れなくなります。そんな時は無理に眠ろうとせず、本を読んだり、音楽を聞いたり、自分の時間を大切に使ってください。そうすることにより、リラックスもでき、自然と眠りに入っていけるでしょう。

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